コールドチェーン
コールドチェーンとは、温度管理が必要な製品を、生産・加工・保管・輸送・販売といった各段階で一貫して低温環境を維持する物流システムのことです。「低温物流体系」とも呼ばれています。
主に、生鮮食品や冷凍食品、医薬品、化学品など、温度変化によって品質が劣化しやすい製品の流通で活用されています。
特に近年は、バイオ医薬品やワクチンの普及に伴い、より厳格な温度管理を行う「ウルトラコールドチェーン」の重要性が高まっています。
また食品流通の分野では、産地の鮮度を保ったまま遠隔地へ配送できることから、世界的な課題である食品ロス(フードロス)の削減にも寄与する、持続可能なサプライチェーンを支える重要なインフラとして位置付けられています。
現在は、IoTを活用したリアルタイムの温度・位置管理(トレーサビリティ)の導入に加え、脱炭素社会に向けた自然冷媒への転換や、労働力不足に対応する自動倉庫の導入など、テクノロジーによる高度化が急速に進んでいます。
●事例(次世代型物流インフラによる社会課題の解決)
霞が関キャピタル式会社
コールドチェーンの高度化とサステナビリティを両立する取り組みとして、霞ヶ関キャピタル株式会社が展開する次世代型物流施設「LOGI FLAG」および冷凍保管シェアリングサービス「COLD X NETWORK」があります。
・環境負荷の低減と自動化(LOGI FLAG)
▼https://logiflag.com
2030年の特定フロン規制を見据え、CO₂などの自然冷媒を採用した環境配慮型の冷凍冷蔵倉庫を展開しています。あわせて、マイナス25℃という過酷な作業環境における人手不足や作業負荷の軽減を目的に、自動化設備を導入した冷凍自動倉庫の開発・導入を進めており、人手不足対策や作業環境の改善に寄与することが期待されています。
・物流の効率化とシェアリング(COLD X NETWORK)
▼https://x-network.co.jp
「1パレット・1日単位」といった小口・短期間から利用できる柔軟な冷凍保管サービスを提供しています。必要なときに必要な分だけ保管できる従量制の仕組みにより、余剰スペースの抑制や在庫変動への柔軟な対応を通じて、サプライチェーン全体の効率化や食品廃棄コスト削減に貢献し得るサービス設計となっています。
※2026年3月現在の情報に基づいて執筆されたものです。その後、変更されている可能性もあります。予めご了承ください 。

お問い合わせ
ご質問・ご相談などお気軽にお問い合わせください

