5R

« Back to Glossary Index

5R(ファイブアール)とは、ごみを減らすための行動を指します。

具体的には、以下の5つの行動を意味します。

  • Refuse(リフューズ:断わる)  →いずれゴミになるものを買わない、もらわない 、など
  • Reduce(リデュース:減らす) →買いすぎない、作りすぎない、残さない、など
  • Reuse(リユース:再利用)   →すぐに捨てるのではなく、何度も使う、リサイクルショップを利用する、など 
  • Repair(リペア:修理)    →壊れてしまったものでも捨てずに修理できるか考え修理可能なら修理する、など
  • Recycle(リサイクル)     →自分にとっては不要になったが違う形で再利用できないか、リサイクルショップの利用、など

5Rで大切なのは一人ひとりの心がけです。

例えば、流行に左右されず、本当に必要な丈夫なものを買い、長く使うよう心がける。そのうち、ものに愛着が出てくる。
そうなれば、少し汚れても使い続け、壊れてきたら修理できないか、ということを考えるようになる。
次に買うときは、修理に出せるのか、をはじめから意識してものをえらぶようになる。
そういった、心がけを通しての気持ちの変化が重要なのです。

●事例 (花王株式会社)

つめかえ・つけかえ用製品」は、中身を保護しながら、いかにつめかえやすくできるか、一方でいかにプラスチックの使用量を減らすことができるかという観点から、開発が続けられてきました。
とはいえ、つめかえ終わったあとのパックは、日本の多くの自治体で焼却され、熱エネルギーとしての利用にとどまっています。
これは、つめかえパックが、洗剤やシャンプーなどのさまざまな中身を、輸送での衝撃や紫外線などの保管環境から中身を守るために、何層ものプラスチックを重ねてつくられていて、ペットボトルなどのように、1種類のプラスチック原料からできていないためにリサイクルが難しいことが挙げられます。

そこで何とか、貴重なプラスチック資源を循環させ、もう一度、新たな価値を与えられないかと考えたのが、
「リサイクリエーション」の取り組みです。
「リサイクリエーション」ということばは、「リサイクル」と「クリエーション(創造)」を組み合わせた、花王が考えた新しいことばで、一度使い終えたつめかえパックに、技術や知恵、アイデアを加えることで、新たな価値を創り出したいという思いが込められています。

「リサイクリエーション」は2015年から活動がスタートしました。これまでに集まった使用済みつめかえパックは、2023年12月末現在、累計で200万枚余り、総量で36.8トンにのぼります。まだ社会実験の段階ですが、日用品をお使いいただく生活者の皆さまをはじめ、ほかの企業や行政とも連携して行われており、今後、さらに協力していただくパートナーを広げるための取り組みも進めています。

※出典:花王株式会社

※2024年12月現在の情報に基づいて執筆されたものです。その後、変更されている可能性もあります。予めご了承ください 。

お問い合わせ

サステナビリティに関するコンサルティング・研修・社内浸透支援など、お気軽にご相談ください。

・ESG推進をするにあたり、何からはじめたらよいか、まずは相談したい
・サステナビリティに関する専門的なアドバイスをしてほしい
・社内浸透について相談したい
・サステナビリティに関する研修を行いたい
など

サステナビリティ用語集に戻る