グリーン成長戦略

グリーン成長戦略 とは、「2050年カーボンニュートラル」実現のために、経済と環境の好循環をつくる産業政策や産業分野の実行計画などまとめたもの。2021年6月に発表され、正式名称は「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」といいます。
カーボンニュートラルとは、エネルギー利用時や製品の生産工程などにおいて、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガス排出量と吸収量がプラスマイナスゼロとなるような、地球全体のカーボン(炭素)の総量に変動がないという概念です。

日本では2020年10月、当時就任したばかりだった菅義偉元首相が所信表明演説において、国内の温室効果ガス排出量を「全体としてゼロ」にするという「2050年カーボンニュートラル」を宣言しました。
グリーン成長戦略では2050年、洋上風力・太陽光・地熱といった再生可能エネルギー、燃料アンモニア・水素といった次世代エネルギー、半導体・情報通信、食料・農林水産業、ライフスタイル関連など14の分野を2050年に向けて成長が期待できる重点分野に選定。具体的な目標や見通し、国民へのメリットなどを示しています。
補助金などの制度も新設するなど政策を総総員し、SDGs達成にも欠かせない脱炭素化と経済成長の両立を目指す取り組みです。

※2021年3月〜2022年12月の情報に基づいて執筆されたものです。その後、変更されている可能性もあります。予めご了承ください。

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