気候正義(クライメート・ジャスティス)

気候正義(クライメート・ジャスティス) とは、気候変動の影響によってもたらされる不平等を是正し、公正な解決策を目指そうとする考え方で、「気候の公平性」ともいわれます。
例えば、化石燃料の大量消費による温室効果ガスの排出で地球温暖化を促進してきたのは先進国であるにも関わらず、干ばつや洪水といった気候変動による大きな被害を被っているのは先進国よりも温室効果ガスの排出が少ない途上国です。
先進国には自らの大きな責任として気候変動対策と向き合い、すべての人々の暮らし、社会、生態系を重視した取り組みを行うことで、こうした不平等、不公平を正していくことが求められています。
2021年イギリスのグラスゴーで開かれたCOP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)でにおいても、「気候正義」がさまざまな場で用いられたほか、世界各国の若者たちによる気候正義を訴えるデモも行われました。

※2021年3月〜2022年12月の情報に基づいて執筆されたものです。その後、変更されている可能性もあります。予めご了承ください。

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