フェーズフリー
フェーズフリー とは、日常時と災害(非常)時を区別せず、どちらのフェーズにいても使えるアイテムやサービスをつくろうという考え方のこと。
防災用品など「何かあったときのために」としまいこんで備えるのではなく、いつも使っているものが、もしもの際もそのまま役に立つ「備えない防災」がフェーズフリーです。
一例としては「回転備蓄(ローリングストック)」があります。米や水などいつも食べたり飲んだりしているものを少し多めにストックしておくと、日常的に消費しながらも常に一定量の食料や飲料を備えられます。
ほかにも、災害時は「かまど」として煮炊きに使える公園のベンチ、雨に濡れても書けるペンや破れないノートなど、さまざまな事例があります。
フェーズフリーは、いざというとき防災用品がない、食べられない、使えないといったリスクを抑えるだけでなく、非常時にも日常と変わらない生活の質(QOL)を確保できるといった利点もあります。SDGs の目指す安全安心な社会の実現につながる取り組みのひとつです。
※2023年9月現在の情報に基づいて執筆されたものです。その後、変更されている可能性もあります。予めご了承ください 。
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