ユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザイン とは、性別、人種、年齢、障がいの有無などにかかわらず、できるだけ多くの人が利用しやすいよう製品、建物、空間、都市、生活環境といったものをデザインする考え方です。「Universal Design」の頭文字を取って「UD」と表記することもあります。
1980年代にアメリカの建築家で自身も障がいを持つ、ロナルド・メイス氏が発案した考え方で、「公平に使えること」「単純で直感的に理解できる簡単さ」「身体的負担がないこと」など7つの原則がデザインの指針となっています。
例えば、触るだけでシャンプーだと分かるよう側面に突起を付けたシャンプーボトルや誰でも簡単に開けられる自動ドアは、ユニバーサルデザインの代表例です。
混同しやすい言葉に「バリアフリー 」がありますが、2つは異なるものです。バリアフリーは主に「すでに誰かの障壁(バリア)となっているものを取り除く」考え方であるのに対し、ユニバーサルデザインは「最初から多様な人が使いやすいよう設計する」ことが発想の起点となっています。
ユニバーサルデザインやバリアフリーの根本にある、誰もが平等に安心して暮らせる社会はSDGsの精神にもつながります。

※2021年3月~2022年12月の情報に基づいて執筆されたものです。その後、変更されている可能性もあります。予めご了承ください。

企業向けサステナビリティ研修(無料体験)受付中です!

カードゲームで楽しみ→基礎講座で知識習得→ワークショップで考えよう

企業向けサステナビリティ研修(通常3.5時間~4時間)のダイジェスト版(2時間)を無料体験していただけます。基礎編、実践編からお選びください。