
ここがポイント(シェダル考察)
フューチャー株式会社は1989年に設立された持株会社であり、フューチャーアーキテクト株式会社やフューチャーインスペース株式会社などを傘下に持ちます。テクノロジーを基盤に、「ITコンサルティング&サービス事業」と「ビジネスイノベーション事業」の2軸でビジネスを展開しています。
サステナビリティページは、「PRINCIPLES for SUSTAINABILITY」「DE&I」「健康経営」「SDGs」「CSR」の5つのセクションで構成されています。
「PRINCIPLES for SUSTAINABILITY」内にある「サステナビリティへの取り組みと温室効果ガス排出量データ」では、「フューチャー・サステナトピア」というものがあります。バーチャルなオフィス空間を訪れ、各部屋などを巡りながら、フューチャーグループのサステナビリティの取組みや実績を、体験しながら理解できるようになっています。仮想空間を使って社内外の人に体験で届けるという、新たな発信手法を採用している点に注目です。メタバースを通し、フューチャーグループが掲げる“サステナビリティを体験し、理解し、共感する場づくり”は先進的です。。
また、グループ全体の温室効果ガス(GHG)排出量の算出には、グループ企業である株式会社ワイ・ディ・シーが開発したESGマネジメントプラットフォーム「Kkuon(ケークオン)」を活用しています。これは、サプライチェーン全体の排出量を効率的に可視化・算出できるツールであり、現在では「ESG経営共創サービス」として外部企業にも提供されています。Kkuonでは、スコープ1,2,3 だけでなく、スコープ4(削減貢献)まで支援対象としており、企業によるポジティブインパクトの可視化に貢献しています。スコープ4は今後、制度化される可能性がある先進的な評価軸であり、社会全体のGHG排出削減への貢献度を数値化・開示することで、企業価値の向上につなげることが期待されます。
さらに、株式会社JobRainbowが主催する「D&I AWARD 2024」において、最高評価である「ベストワークプレイス」に認定されています。
日本で活動する企業のD&Iの取組みが「ジェンダー」「LGBTQ+」「障害」「多文化共生」「育児・介護」の5つの要素から100項目の独自指標で採点され、100点満点中93 点を獲得し、社員一人ひとりが積極的に D&I を推進する D&I 先進カンパニーとして評価されました。
また、経済産業省と日本健康会議が認定する「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」にも選定されており、従業員のウェルビーイング向上にも積極的に取り組んでいます。
このように、フューチャー株式会社は、サステナビリティに関する先進的な取り組みを多角的に展開しており、特にGHG排出量削減における社会全体への貢献、ダイバーシティ&インクルージョンの推進、従業員の健康経営への高い取り組み姿勢は注目に値します。
会社情報
運営主体 | フューチャー株式会社 |
---|---|
名称 | サステナビリティ |
URL | https://www.future.co.jp/ |
URL(サステナビリティ/SDGs) | https://www.future.co.jp/sustainability/principle/ |
所在地 | 東京都 |
カテゴリ | 情報・通信業 |
※2025年6月現在の情報に基づいて執筆されたものです。その後、変更されている可能性もあります。予めご了承ください 。

お問い合わせ
ご質問・ご相談などお気軽にお問い合わせください