カーボンバジェット
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企業のサステナ推進に関する実態調査
「目標達成が順調」:25.4% 「社内浸透ができている」:22%
カーボンバジェットとは、「炭素予算」とも呼ばれ、地球温暖化を一定のレベルに抑えるために許容される温室効果ガスの排出量の上限を意味します。
パリ協定の「1.5℃目標」達成のために残されたカーボンバジェットは、現在の年間のCO2排出量で計算した場合、あと6~7年分しかないといわれています。
「1.5℃目標」が達成できなかった場合、バジェットの超過分、つまりは、炭素負債というものを、今後どう返済したらよいのかという問題がでてきます。
放置すれば、将来の人々の生活などに大きな影響を及ぼしてしまいます。
このため、排出量の削減と吸収量の増加を促す対応をしていく必要があります。
具体的には、
・再生可能エネルギー(太陽光、風力、地熱など)への移行、化石燃料への依存度を低減
・電化や水素利用を推進し、CO2排出量の少ない生産プロセスへの転換
・廃棄物の削減やリサイクル
・植林や森林再生による森林面積拡大などによるCO2吸収量増加
・海藻や海洋植物の育成促進による、海洋におけるCO2吸収量増加
・炭素回収・貯留(CCS)技術の開発・導入による、CO2の地中貯留化
・直接空気回収(DAC)技術の開発・導入による、大気中のCO2直接回収
・バイオ炭の活用推進による、土壌への炭素貯留増加
など
※2025年2月の情報に基づいて執筆されたものです。その後、変更されている可能性もあります。予めご了承ください。

企業のサステナ推進に関する実態調査
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「目標達成が順調」:25.4% 「社内浸透ができている」:22%
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