グローバル・ストックテイク(GST)

グローバル・ストックテイク(GST) (Global Stocktake)とは、パリ協定の目標に対する世界全体の気候変動対策の進捗状況を評価する仕組みです。パリ協定の14条において5年ごとに評価することが定められており、各国はグローバル・ストックテイクの成果を受けて次期の排出削減目標を立てます。

パリ協定とは2015年フランス・パリで開催された国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)において、京都議定書の後継となる国際的な枠組みとして採択されたもの。

「世界的な平均気温上昇を産業革命以前 に比べて2Cより十分低く保つとともに、1.5Cに抑える努力を追求すること」 が、世界共通の目標として掲げられています。

グローバル・ストックテイクは2023年に初めて実施されました。その結果を受けて同年ドバイで開催された国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)では、「2030年までにすべての化石燃料からの脱却を加速する」ことを明記した成果文書が採択されました。

参考:公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)

※2023年12月現在の情報に基づいて執筆されたものです。その後、変更されている可能性もあります。予めご了承ください 。

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