自然資本

自然資本 とは、森林、水源、空気、土壌など自然によって形成される資本のことです。私たちの経済活動や生活に欠かせないものであり、持続可能な利用が求められています。

森林は炭素を吸収し酸素を供給するなど、自然資本の重要性は多岐にわたりますが、過剰な開発や資源の乱用によって、森林伐採、土壌浸食、水質汚染など自然資本は劣化しつつあります。、その結果、気候変動を加速させることで、私たちの生活環境に深刻な影響を及ぼしています。持続可能な未来を築くためには、自然資本の適切な評価や管理が、私たちの未来にわたる豊かな生活と持続可能な発展を支える土台となります。

企業自ら、事業が自然資本に及ぼす影響を評価した取り組みとして、2011年に世界で初めて、プーマは、PUMA環境損益計算書 (EP&L)を公表し、世界の注目を集めました。自社だけでなく、サプライチェーン全体として、自社の事業がどれだけ自然資本に負荷があるのか、水資源利用、温室効果ガス排出、土地利用、大気汚染、廃棄物の5つについて調査・分析を行いました。その結果、環境負荷の半分以上が原材料の生産によるものであることがわかり、環境にやさしい原材料を使用した新製品を発表、サプライチェーンの自然資本に与える負荷を削減させました。PUMA環境損益計算書 (EP&L) は、正確な測定ツールではありませんが、影響が最も大きいバリュー チェーンのカテゴリと段階を示すのに役立ち、今でも、どこに重点的に取り組むべきかを示す良い指標となっています。
2023年 PUMA環境損益計算書 (EP&L) 

※2024年11月の情報に基づいて執筆されたものです。その後、変更されている可能性もあります。予めご了承ください。

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