サステナブル・シーフード
サステナブル・シーフード とは、持続可能な方法による漁業や水産業によって漁獲、育成された水産物のことです。販売されている水産物がサステナブル・シーフードであるかどうかは、認証マークで判断できます。
一つは、水産資源や海の自然に配慮し、適切に管理された漁業で獲られた「天然の水産物」であることを示す「MSC認証」。ロンドンの国際的な非営利団体である「Marine Stewardship Council=海洋管理協議会」が認証を行なっており「海のエコラベル」ともいわれます。
もう一つは、環境への負担、地域社会への影響を最小限に抑えながら育成した「養殖の水産物」であることを示す「ASC(水産養殖管理協議会)認証」です。
さらにMSC認証やASC認証の水産物を販売する事業者は、認証規格に適合した漁業で獲ったり育てたりした水産物を、流通から製造、加工、販売まですべてのプロセスで非認証水産物と確実に分別できる「CoC(Chain of Custody)認証」を受ける必要があります。
サステナブル・シーフードは、SDGsのゴール14「海の豊かさを守ろう」に掲げられている、環境汚染による生態系への悪影響、乱獲などによる水産資源の減少といった世界の海が抱える課題解決につながる取り組みです。
これからもずっと魚を食べ続けられる未来を目指すためには、生産者のこうした取り組みを知り、消費者側も持続可能な魚介類を積極的に選ぶといったアクションが有効です。
※2021年3月〜2022年12月の情報に基づいて執筆されたものです。その後、変更されている可能性もあります。予めご了承ください。
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