「読む」ことは、未来を選ぶこと(About Us)

なぜ今、「統合報告書の読み方」なのか?

いま、企業の「情報開示」あり方が、劇的に変わりつつあります。

日本国内の統合報告書の発行企業数は、この10年で約10倍に急増しました。ESG(環境・社会・ガバナンス)や人的資本経営への関心が高まり、企業は財務情報だけでなく、「未来への意思」を語り始めています。

しかし、その一方で、「読み手」はどうでしょうか? 「専門用語が難しそう」「分量が多すぎる」「どこを見ればいいかわからない」 そんな声が多く聞かれるのが現状です。

情報があふれているのに、ほんとうに大切なことが伝わっていない。 企業の「伝えたい」という熱意と、読み手の「知りたい」という思いが、すれ違っているように感じます。

必要なのは、情報の奥にある本音を見抜く「レンズ」です。 その視点があれば、企業の素顔はもっと鮮明に見えてくるのではないか、そう考えるようになりました。

このメディアが目指す「架け橋」としての役割

私たちは、作り手(企業)と、企業と読み手をつなぐ「架け橋」になりたいと考えています。

統合報告書は、単なる報告書ではありません。 そこには、企業の「10年後の未来図」や「社会課題への挑戦」、そして「人への想い」が詰まっています。

私たちは、長年「読み手」の立場から企業分析を続けてきたコンサルタントや専門家の知見を活かし、難しい報告書をわかりやすく読み解きます。

  • 数字の裏にある「ストーリー」を読み解く
  • きれいな写真の奥にある「現場のリアル」を感じ取る
  • 経営者の言葉から「本気度」を見抜く

正しい読み方をすれば、統合報告書は「無機質な資料」から、ビジネスや投資、キャリアに役立つ「生きた教科書」へと変わります。

「読む力」で、企業価値はもっと高まる

私たちは信じています。

「統合報告書を読むこと」は、単に情報を知ることではなく、社会の一員として「どの企業と未来をつくるか」を選ぶ行為であると。

読み手が賢くなれば、企業もまた、より真摯に社会や未来に向き合うようになります。

読み手と作り手の間に、建設的な対話(エンゲージメント)が生まれたとき、企業の価値は、より輝きを増していくはずです。

「統合報告書の読み方ガイド」は、読み手の皆様のリテラシー向上を通じて、持続可能な社会の実現と、企業価値の向上に貢献します。

さあ、私たちと一緒に、企業の「未来」を読み解く旅に出かけましょう。