マテリアリティ

マテリアリティとは(一言でいうと)
企業が未来を作るために「これだけは最優先で取り組む」と絞り込んだ重要課題のことです。

「重要課題」とも呼ばれ、環境、社会、そして自社の成長にとって何が最も大切かを絞り込んで決定します。どのように決定したかを「マテリアリティの特定プロセス」として、掲載している企業も多い。
キーワード解説
世の中には、環境問題、人権、労働環境、DXなど、解決すべき課題が無数にあります。しかし、企業がすべての課題に100%の力で取り組むことは不可能です。
そこで、数ある課題の中から「自社の強みを活かして解決できること」や「解決しないと将来の成長が危うくなること」を、企業ごとに特定します。これが「マテリアリティ(重要課題)」です。
一般的には、以下の2つの視点で選ばれます。
- 社会にとっての重要度:気候変動や貧困など、世界が解決を望んでいるか
- 自社にとっての重要度:その課題を解決することが、売上や成長にプラスになるか
マテリアリティを決めることは、その企業が「何にリソース(お金や人)を集中させるか」という宣言でもあります。
統合報告書を読み解くヒント
統合報告書では、縦軸と横軸を使った「マテリアリティ・マトリクス」という図で示されることが多いです。
- チェックポイント:図の右上のの「最も重要」なエリアに何が置かれていますか?
たとえば、メーカーなのに「製品の安全性」が右上に無かったり、IT企業なのに「情報セキュリティ」が重視されていなかったりしたら、その企業の現状分析は甘いかもしれません。 また、選んだ課題に対して「いつまでに、どのくらいの数字(KPI)を目指すか」という具体的な目標がセットで書かれているかも確認しましょう。
ワンポイント

マテリアリティは、いわば企業の「やることリスト」の1番目に来るもの。就活や転職で、もし君が「環境問題に携わりたい」と思っているなら、その企業のマテリアリティに「気候変動」が入っているかチェックしてみよう。そこに入っていれば、その会社に入った後、君の情熱を仕事に活かせるチャンスがぐっと広がるはずだよ!


