
ここがポイント(シェダル考察)
ベネッセグループは、「誰もが一生、成長できる。自分らしく生きられる世界へ。」というパーパスと、「一人ひとりの「よく生きる」を実現するために人々の向上意欲と課題解決を生涯にわたって支援。お客さまや社会・地域から支持されなくてはならない企業グループとして、いまと未来の社会に貢献します」という企業哲学のもと、教育、介護・保育、生活といった幅広い領域でサービスを提供しています。
特に注目すべきは、気候変動対策への献身です。国際的な非営利団体であるCDPの「気候変動」に関する2024年度調査では、2年連続で最高評価の「Aリスト」企業に選定されました。これは、世界中の企業の中から、気候変動に対する情報開示の質、温室効果ガス排出量削減目標の達成度、気候変動リスクへの対応などが特に優れていると認められたことを意味します。具体的な排出量削減実績や再生可能エネルギー導入、リスクへの備えといった行動と実績、そして高い情報開示の透明性が国際的に評価された証です。
※CDP:企業や自治体の環境情報開示のための世界的なシステムを有する国際的な非営利団体。2000年の設立以来、企業が環境影響を開示し、温室効果ガスを削減し、水資源や森林を保護することを促進する取組みを先導。
また、ベネッセホールディングスは、従来の教育事業の枠を超えた革新的な取り組みを進めています。単なるデジタル化にとどまらず、教育現場における生成AIの活用に積極的です。
例えば、2025年2月からは、保育現場で子どもたちの日常や成長記録をサポートするAI機能の共同開発プロジェクト「こどもストーリープロジェクト」を開始。AIによって保育業務の一部をただ単に自動化するのではなく、「保育の質を高めるためのAI活用」を目指しています。
さらに、社会人の学び直し(リスキリング)を支援するオンライン学習プラットフォーム「Udemy」を展開。特に、DXに初めて触れる人が学習動機を形成できるよう、初回の診断から「次に必要な行動」を明確にすることで、受講者の自律的な学習をサポートし、組織全体のDXスキル底上げに貢献しています。
これらの取り組みは、単なる既存事業の延長ではなく、社会の大きな変化や課題を捉え、自社の強みである「人」への深い知見と最先端のデジタル技術を掛け合わせることで、新たな価値創造を目指すベネッセホールディングスの先進的な姿勢を強く示しています。
会社情報
運営主体 | 株式会社ベネッセホールディングス |
---|---|
名称 | ずっと「よく生きる」のために |
URL | https://www.benesse.co.jp/ |
URL(サステナビリティ/SDGs) | https://www.benesse.co.jp/brand/ |
所在地 | 岡山県 |
カテゴリ | サービス業 |
※2025年6月現在の情報に基づいて執筆されたものです。その後、変更されている可能性もあります。予めご了承ください 。

お問い合わせ
ご質問・ご相談などお気軽にお問い合わせください