ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン&ビロンギング
ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン&ビロンギング(DEI&B ) とは、直訳すると「多様性(Diversity)」「公平性(Equity)」「包括性(Inclusion)」と「帰属意識(Belonging)」。「D&I 」は、性別、年齢、国籍、障がいの有無、価値観などさまざまなバックグラウンドを持つ多様な人材が、お互いを認め合い尊重しながら、それぞれの違いを活かし一人ひとりが力を発揮できる環境を推進する取り組みを指すもので、それに「公平性(Equity)」という多種多様な人材の個々の状況に合わせて、ツールやリソースを与えたり、制度を作ったりして、誰もが公平に活躍できる機会を得られる環境を調整することが加わったのが「DE&I」であり、さらに「帰属意識(Belonging)」が加わったものが「DEI&B」です。
「帰属意識(Belonging)」とは、社員がありのままの自分で周囲に受け入れられ、会社に居場所があると感じられている状態を指します。
新型コロナウイルス感染症拡大によるパンデミック発生を機に、自分の人生やキャリアを見直す機会が生まれ、リモートワークによる働き方は会社への帰属意識が薄れ、その結果、2021年以降、欧米では「大量退職(The Great Resignation)」と呼ばれる社会現象が発生、「帰属意識(Belonging)」の重視が「人材確保の鍵」になるという意識も拡大しています。「帰属意識(Belonging)」を高めていくことは、組織全体のパフォーマンスにも大きな影響を与えることになります。
社員一人ひとりの個の力を最大限に発揮するための取り組みである人的資本 経営に欠かせない考え方といえます。
※2024年11月の情報に基づいて執筆されたものです。その後、変更されている可能性もあります。予めご了承ください。
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