責任投資原則
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責任投資原則 とは、2006年にアナン国連事務総長(当時)が提唱した、投資家がとるべきイニシアチブのこと。「Principles Responsible Investment」の頭文字をとり「PRI」ともいわれます。
投資において、企業の業績や財務状況などだけでなく、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)といった「ESG」への配慮を重視して行うことを中心に、6つの原則が掲げられています。
- 投資分析と意思決定のプロセスに ESG の課題を 組み込みます
- 活動的な所有者となり所有方針と所有習慣に ESG の課題を組み入れます
- 投資対象の主体に対して ESG の課題について 適切な開示を求めます
- 資産運用業界において本原則が受け入れられ 実行に移されるように働きかけを行います
- 本原則を実行する際の効果を高めるために 協働します
- 本原則の実行に関する活動状況や進捗状況に関して報告します
PRIには、世界の多くの投資機関が署名しており、ESG投資は世界的に増加しています。日本では、2015年に世界最大の年金基金であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)もPRIに署名。2017年よりESG投資を開始しています。
似たようなものとして、責任銀行原則(PRB)があります。
責任投資原則(PRI)は投資家、責任銀行原則(PRB)は銀行がそれぞれ持続可能な社会を目指して取組むためのガイドラインとして機能しています。
どちらもESG要因を重要視し、長期的な視点での持続可能な発展を目指している点が共通しています。
次のコラムも、あわせてお読みください。
経済産業省編「サステナビリティ/ESG対応の鍵」最新動向とその活用術
2024年12月27日
国土交通省編「サステナビリティ/ESG対応の鍵」最新動向とその活用術
2024年12月28日
※2025年1月の情報に基づいて執筆されたものです。その後、変更されている可能性もあります。予めご了承ください。

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