シェダル代表の福田多美子です。
11月2日~4日、国立駅前大学通りで開催された、天下市まつり& 11月4日のくにたち秋の市民まつり。
いつも、ふらっと遊びに行くくらいでしたが、今年は「Kunitachiまつりサポーターズ」として、ボランティア参加させていただきました。私たちのチームのミッションは、「パレード補助」。市民まつりの朝のオープニングを盛り上げる、市民の皆さんの大行進のお手伝いです。参加団体の皆さんの集合、整列、待機、進行などの補助をしました。
警視庁の音楽隊を先頭に、ボーイスカウト、ガールスカウト、消防少年団、野球チーム、サッカーチーム、吹奏楽部、阿波踊り、保護司会、老人クラブ、車いすの方々など、20を超える団体が、それぞれの想いを胸に、一歩一歩、歩きます。待機中、おしゃべりをしていた80歳を超えるというご老人(国立市老人クラブ連合会)の方々が、大通りに出ると正々堂々と、空を見上げて踏み出す姿が、カッコよかったです!
一橋大学を両翼に、桜の名所としても有名な大学通りを、国立駅に向かってゆっくりと進みます。今日は晴天、歩行者天国となった大通りには、たくさんの人が来ています。カメラを構える人や、声援を送る人も多く、見ている人が笑顔になるような、素敵なパレードでした!
お祭りを通して、学んだこともありました。
日本の伝統、文化「お祭り」は、持続可能かどうか?
ひとつは、日本のお祭りが減少傾向にあるという社会問題。少子高齢化や地方の過疎化の問題に加えて、コロナ禍もあり、全国各地で、お祭りが継続できなくなってきています。今回の「まつりサポーターズ」の活動は、「持続可能なお祭り」について考え、地域の人たちみんなで少しずつの時間を使って、お祭りを支えていこう、継続していこうという取り組みです。一橋大学ソーシャル・データサイエンス研究科檜山研究室/クミタテの槙野岳志さんが、地域課題を解決するリビングラボの取り組みとして始めた活動の第一回目でした。
私が生まれた地域(群馬県玉村町)でも、夏は「麦わら舟」のお祭りがありましたが、最近は、大きな麦わら舟を担ぐ人が減っているといいます。私が子どものころは、たくさんの大人たちの「ワッショイ!ワッショイ!」と大きな声が近づいてくるのが楽しみで、家の前の通りまで出たり入ったりしながら、楽しみに待っていたものでした。
私の家の庭先が、休憩所になっていて、飲み物やスイカをふるまったり、麦わら舟や担ぎ手の人たちに水をかけたりして、あの麦わらの湿ったにおいと、夏の夕方のムシムシする肌の感覚は、今でもよ~く覚えています。お祭りって、地元、実家、かわいかった幼少期を心に浮かべ、ちょっと力が湧いてくるような思い出なんですよね。きっと多くの人の心にある「ふるさとのお祭り」。日本の伝統、文化でもあるお祭りの規模がどんどん小さくなり、簡素化され、いずれなくなってしまうかもしれない。そんな地域も多いのです。
「モザイク型就労」でシニアは地域社会を支える「力」になる
もうひとつは、元気な高齢者の方々が、地域社会を支える「力」になる!という一橋大学 檜山教授のお話。まつりサポーターズの説明会で聞いた「GBER(ジーバー)」というプラットフォームに、すごく魅力を感じました。
会社を辞めてやることがない、やりたいことがない、または本意ではない仕事に就いて、日常を過ごしている人たちがたくさんいます。家に引きこもってしまって、社会との関りがなくなって元気も失ってしまったという人も、知っています。高齢になるにつれ、人間関係も難しい。うまく地域のコミュニティに加わって、自由を満喫している人のほうが少ないのではないでしょうか?私の母、義母、周りの知人の話しなどを聞き、そんなふうに思っていたところに、「モザイク型の就労」というキーワード。
単なるマッチングアプリはたくさんありますが、GBERは、高齢者の方々が、主役になれるという未来を感じます。ただ仕事をするというのとは異なります。目的は、働いて稼ぐということではなく、関わりあって元気になるということ。
シニア世代って、若い人や社会に「支えられる世代」ではないんです。シニア世代が「社会を支え、困っている人を支える」側の立場なんです。そう考えると、青空に向かって1歩大きく踏み出した、今日のパレードのお年寄りのように、晴れ晴れした毎日を楽しめるのではないでしょうか? 新しい世界観だな~と感じて、ワクワクしました。
これからも、檜山教授の活動に興味を持っていきたいと思いました!
"Geron-Informatics"の提唱と、一例としてのICTプラットフォーム「GBER」の研究開発と社会実装
おまけ
Kunitachiまつりサポーターズの、スタッフTシャツをいただき、全員これを着用して活動しました。一体感がうまれ、気持ちが引き締まりました! おばあちゃんに「東大の方?」と聞かれ「うふふ。見えます?」と答えたら「うふふ」と返されました(笑) 楽しい会話ができました!
「目標達成が順調」:25.4%
「社内浸透ができている」:22%
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