*本記事は、2022年9月に株式会社グリーゼで公開したものを、2024年10月に一部修正を加えて公開しなおしたものです

2022年9月5日(月)、グランドプリンスホテル高輪にて、某旅行会社主催の「感謝の夕べ2022」が開催されました。

「感謝の夕べ2022」とは、某旅行会社の事業パートナーに対して、日ごろの感謝の意を伝え、ビジョンと戦略、成果を共有し、業界全体を盛り上げることを目的としたイベントです。

基調講演の後、三つの分科会が開催され、グリーゼ(現シェダル)福田多美子がそのうちの一つに講師として、登壇しました。

本レポートでは、福田がお話しさせていただいた「事例で学ぼう!SDGsで地方創生」の中から、五つの事例についてご紹介します。

イベント概要
・タイトル:感謝の夕べ2022
・開催日時:2022年9月5日(月) 15:00~20:00(分科会は17:10から45分程度)
・会場:グランドプリンスホテル高輪 
・参加人数:会場全体で500社、オンラインで500~1000社(集客予定)

◆事例1:群馬県 みなかみ町 ~自然と森を活かした地方創生~

群馬県 みなかみ町の以下の二つの取り組みについて、ご紹介しました。


(1)ユネスコエコパークと SDGs未来都市の認定
(2)自分達の山を自分達の手で管理する、自伐型林業への挑戦

上記を含む地域のさまざまな取り組みによって、下記の三つの成果に繋がっています。

①移住者が増加している(2022年度:21組59人の移住)
②移住者から新規ビジネスが生まれ、地域課題の解決に結びついている
③企業が、環境関連ビジネスのパートナーとしてみなかみ町を選んでくれるようになってきた(例:楽天ドローンアカデミー

◆事例2:群馬県庁 ~官民共創コミュニティで地方創生~

群馬県庁の以下の二つの取り組みについて、ご紹介しました。

(1)官民共創コミュニティNETSUGEN(群馬県庁32階官民共創スペース)の開設
(2)県民総活躍社会の実現に向けて~未来共創ワークショップ~の実施

上記の未来共創ワークショップからは、地域ごとに20~30個のアイデアが生まれ、アイデアの実現に向けた地域活動にひろがっています。

具体的なアクションを二つご紹介しました。

① みなかみ町
森林資源(=水資源)がもつ価値の再認識を目的とした、「水と私」に関するプロジェクトを実施

② 富岡市
妙義ふるさと美術館を活用した「マルシェ」を開催

◆事例3:北海道 浦幌町 ~子どもと学校が主役・教育で地方創生~

地域を持続させることを目的とした「うらほろスタイル」の活動と成果をご紹介しました。
「地域への愛着を育む事業」「農村繋がり体験事業」など五つのプロジェクトの継続した実践が、198人もの転入に繋がっています。

◆事例4:鹿児島県霧島市 ~企業目線、経済を意識した地方創生~

レシピ本が2020年度グッドデザイン賞で「金賞」を受賞するなど食育に力を入れている「ひより保育園」と、小さな経済圏でのコミュニティづくりに挑戦し、ジャパンSDGsアワード 特別賞を受賞した「そらのまち保育園」の取り組みを中心にご紹介しました。

◆事例5:島根県邑南(おうなん)町 ~ A級(永久)グルメ構想で小さな町に23店舗のレストランオープン~

邑南町では、A級(永久)グルメ構想を打ち出し、住む人が増える仕組みを構築しています。
「食の学校」「0円起業」など、さまざまな取り組みによって、レストラン23店舗オープン/3年間で870人がUIターンという成果を生み出した事例をご紹介しました。

上記事例について詳しく知りたい方や、本セミナーのテキストをご希望の方は、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

調査レポートダウンロード
「企業のサステナビリティ推進に関する実態調査(2024年版)」

シェダルが提供する「企業のサステナビリティ推進に関する実態調査(2024年版)」レポートです。
本調査では、企業でサステナビリティに関わっている方々441名を対象に、企業のサステナビリティへの取り組み状況や、課題についてのアンケートを実施。数値目標の達成状況、従業員の理解、社内浸透の状況、理解不足解決の方法、社員研修スタイルの変化など、リアルな実態が明らかに!
ぜひ、ダウンロードしてご覧ください。